2003年6月6日

CPU-Z 1.18c と AIDA32 を試してみる

 Franckさんから1.18cが送られてきました。1.18bでは未対応だったメモリー150MHz設定に対応し、メモリー166MHz設定での表示も謎が解消されて、メモリークロックに関しては完璧になったように見えます(^_^)
 画像は155.1MHzになっていますが、これはBIOS上は166MHz設定で、データシート上Opteron240(1400MHz)の166MHz設定は155.55MHz(≒1400/9)になるようなので異常ではありません。同様に150MHz設定だと139.6MHz(≒1400/10)表示となりました。
 FranckさんによるとSMBus周りのOpteron対応がまだなのでメモリーのSPD情報が取れなかったりしているとのことですが、次の正式リリースが楽しみです。

 また、Visionaryさんからオーバークロックした状態のクロック表示が拾えるかどうかAIDA32を試してはどうかと提案があったので、先日5月29日にリリースされたばかりのv3.61を試したところ、見事クロックが拾えました!!! 内部クロックだけでなくFSBも表示されて、載せた画像では1500MHzが 7 x 214(MHz) として駆動されているという表示になっています。
 これでOpteronのオーバークロックがよりすっきりと受け入れられるようになりました(^_^) Visionaryさん、ありがとう...あとは英語コンテンツですね(^^;;;


2003年6月4日

CPU-Zのベータ版でメモリクロックを調べてみる

 メモリークロックも拾えるようになるといいな〜とリクエストしたら、Franckさんに早速対応していただけました(^_^)/
 Opteronのメモリークロックはちょっと変わっていて、BIOSで133MHzや166MHzといったクロックに設定しても、実際のクロックはCPUの倍率によって少し変化します。データシートによると、Opteron240=1400MHz=7倍の場合は、例えば133MHz設定だと実際には127.27MHzになるようです。今回受け取ったCPU-Zベータ版でも、画像のように126.9MHzとデータシートに近いクロックが拾えています。
 しかしK8D Master-Fにはデータシートの17ページには出ていない150MHz設定があり、今回のCPU-Zではクロックを拾えませんでした。さらに166MHzモードにもちょっと謎があるようなのですが、Franckさんに問い合わせ中です。
 ...なかなか英語コンテンツに手がつきません(^^;;;


2003年6月1日

CPU-Zのベータ版を試してみる

 VR-ZoneのVisionaryさんがCPU-Zの作者Franckさんに連絡を入れてくれて、CPU-ZのOpteron対応強化のためデータを提供したところ、早速Franckさんからベータ版が届きました(^_^)
 1.18では倍率が6倍と表示されていましたが、今回のベータ版では7倍表示になり、FSBも約200MHzと、予想されるスペックと一致するようになりました。
 メモリークロックも拾えるようになるといいな〜というようなことを書き添えてFranckさんに追加データを送ったので、そのうち対応してもらえるかも?
 Franckさん、Visionaryさん、ありがとうございます!!!
...今日は英語コンテンツを作らねば(^^;


2003年5月29日

Opteron対応版CPU-Z(1.18)を試してみる

 CPU-Zが5月27日に1.18に更新されてAthlon64 & Opteron (とi865チップセット)に対応したということで、試してみました。
 前回試した1.17ではSledgeHammerと認識しながらAthlon64のロゴが表示されていましたが、今回の1.18ではちゃんとOpteronのロゴが用意されて、Name欄にモデルナンバーの240も表示されるようになりました。
 また、1.17では空欄になっていたRevisonの部分に SH7-B3 と表示されています。
 左は定格時の表示ですが、1.17と同様、6.0倍速の1.4GHzになっています。7倍だと思うんですが...

 大きく改善されたのがMemoryの項目です。1.17では容量のみの表示となっていましたが、デュアルチャネル動作であること、ECCが効いていることが検出され、タイミング設定もしっかり表示されています。
 タイミング設定は7-3-3-2.5ということで、予想通りではありますが、CPU-Zの表示を信じる限り、かなり安定志向なセッティングのようです。Barton + nForce2 で7-3-3-2.5のデュアルチャネルでSuperπ104万桁は、
 3200+(=200x11.0)で46秒
 3000+(=166x13.0)で49秒
 2800+(=166x12.5)で50秒
という感じなので、以前「1.8GHzのOpteron244でようやくBarton3000+を追い越せるかどうか」なんて書きましたが、ちょっと厳しすぎた、というか勘違いだったかもしれなくて、1.8GHzで3200+と同じくらい、2GHzモデルを3400+を称するのは丁度いい〜ちょっと控えめ、ぐらいなのかもしれません。しかしその頃のAMDの敵はPrescottになると思うので、やはり早期にDDR400対応を期待したいところです。
 
 なお、VR-Zoneからコンタクトがありましたので、近々Sandraを取り直したりして英語コンテンツを用意する予定です(^_^;


2003年5月5日

Opteronを乗っ取ってみる(その2)

 前回 K8D Master-F の乗っ取りを試しましたが、WCPUIDの表示に反映されなかったため乗っ取りがうまくいっているのか自信が持てなかったのですが、その後いくつかベンチマーク系プログラムを走らせた結果、HDBENCH3.30ではこちらが思ったようなクロックが測定されることが判明しました。とりあえず乗っ取りは成功している模様です(^_^;
 あと、CPU-Zで定格時に6倍という表示が出ていましたが、Sandra2003でFSB200MHzなる表示が出ましたので、やはり1.4GHz=200MHz x 7で良さそうです。
 それから、OpteronのSSE2が遅いという話が出ていて、ちょっと残念ですが、遅いと分かっていて実装してくるのも少し妙なので、もしかしてOpteronに最適化してコンパイルし直すと違った結果が出たりするのでしょうか?(^^;...AMD64対応なSandra2003もβ版なども存在しているみたいですが、また追々調べてみたいです。

 さて、デュアルCPU状態で「にゅるべんち」(Shadeのレンダリング)を走らせた結果をXeonと比較した記事を、きちさんがアップして下さいましたm(_ _)m 現状のOpteronのクロックの低さが出てちょっとOpteronには辛い記事になっていますが、事実なので仕方ないでしょう(^_^;; こちらも参考にしていただければ幸いです。
  きちさんちの記事:OpteronとXeonを比べてみる 


2003年5月1日

Opteronを乗っ取ってみる(その1)

 K8D Master-Fはサーバー向けということでBIOSから倍率やクロックをいじることができません。1.4GHzというクロックの低さから少々元気の出ないパフォーマンスでしたが、強引にクロックを上げたらどうなるか気になるところです。マザーボード上を見ると、14.318MHzのクリスタルの横にはCY28331OCというクロックジェネレータが並んでいます。早速データシートをダウンロードして目を通してみましたが、すぐに全容が分かるような代物ではありません(^^; が、とりあえず14.318MHzのリファレンスクロックが出力されていると思われるピンは分かったので、おもむろにTurboPLLを取り付けてみることにしました。

 データシートによると、外部クロックはPin3に注入すれば良いようですので、クリスタルを外して手前の端子にシールド線で接続します。
 14.318MHzはPin1,45,48の先につなげば良さそうなのですが、どうもPin31と併せて別の機能を兼ねているようです。とりあえず試すべしという人柱魂を炸裂させて、Pin1,45,48につながっている10kΩのチップ抵抗を除去し、負荷側(?)に14.318MHzを注入してみました。

 さて、おもむろに電源をいれてみます...
...久しぶりにTurboPLL使ったのですが、起動時いきなり16.3287MHzを注入する設定になっていました(^^;
...しかし何事もなかったようにWinXPが立ち上がってきます!!!
...ところが、相変わらずWCPUIDは1395.65MHzと表示されます。どうなってるんだろう、と思いつつSuperπを走らせると、パフォーマンスは上がっていました!!!
 とりあえずTurboPLLのコントローラで16.6MHz程度まで上げたところ、104万桁は50秒、838万桁は9分24秒となりました。

 はたしてこのパフォーマンスアップはどう考えればよいのでしょう???
 PLLで16.6MHzを注入すると、CPUは1.4GHz x 16.6/14.318 で約1.62GHzで動いていると考えたいところですが、WCPUIDもCPU-Zもクロックは定格のままです。もしかすると、メモリーのクロックだけ上がっているのでしょうか。166MHz x 16.6/14.318 で約192MHz、これはDDR385=PC3080に相当しますが、メモリー帯域の改善だけでここまで変わるというのも少し不自然な感じがします。58秒 x 14.318/16.6 でちょうど50秒になるのですが...
...というわけでOpteron、謎が多くて意外にまだまだ遊べそうです(^_^;


2003年4月30日

Opeteronを試してみる

 開発コードネームSledge Hammerとして知られる、AMDの64bit-32bit両対応CPUであるOpeteronがついに正式出荷発表となりました。Opteronはサーバー向けとしてキャッシュを1MB積んだモデルですが、秋には(?)同じHammer系でキャッシュ容量を減らした(?)モデルがAthlon64としてデビューすることになっていますので、ここはなんとしてもそのパフォーマンスを知りたいところです。
 4月24日、アキバでOpteron入荷との情報がネット上に現れました。2個セット売りが条件らしいことや、Opteron240と242で価格差が大きいため、安価なモデル240が売り切れていれば断念と思いつつ、翌25日の午前にZOAに向かうと、一部報道から売り切れと思われていたモデル240の在庫がありましたので迷わず捕獲しました(^_^)
 次にマザーボードですが、ネットの情報ではRIOWORKSのHDAMAが最も早く出荷されそうだったものの25日には入荷しませんでした。同夜、MSIのK8DMaster入荷情報があり、翌26日にUser's Sideさんに開店一番乗りこんでゲットしました。購入時点では国内に5枚しか存在しなかったようです(^_^;

★Opteron外観 (右側:Opteron240, 左側:Celeron 2.4GHz)

 表面です。Pentium4系と同じようなヒートスプレッダーがつくようになり外観は似ていますが、サイズは一回り大きい(40mm角。Socket478なPentium4/Celeronは35mm角)です。
また、ベースがセラミックということもあり、ずっしりとした重量感があります。

 裏面です。Opteronは従来ノースブリッジが持っていたメモリーコントローラ機能を内蔵していることもあってかピン数が940本と多いです。

★ヒートシンク

 銅のベースに銅のフィンが並んでいます。ファンは70mm角の薄型です。CPUソケットにはヒートシンク用の爪はなく、ソケットを囲むようにフレームを取り付けて、そのフレームに2個所の爪で引っ掛けるようになっています。
 Pentium4系のリテールヒートシンクと比べると一回り小さいです。リテンション方法を含めPen4と同じにしなかったのは特許の関係か何かだというのをどこかで読んだような気がしますが定かではありません(^^;

★マザーボード(MSI K8DMaster-F)

 K8D Master-F はデュアルCPU対応で、DIMMスロットは6本持っています。サーバー向けということでAGPは無く、PCI-Xが3本と普通のPCIが2本ついています。
 オンボードデバイスは、グラフィックとしてATI Rage XLがオンボードになっており、Broadcomのギガビットイーサーネットが2ポートついている他は特に普通のマザーボードと変わりありません。
 電源はSSI24ピンと8ピンで供給します。今回ENERMAXのEG651P-VE(24P)を調達しました。

★メモリー(SanMax PC2700 512MB Registered ECC)

 サーバー用ということでECCメモリー必須らしく、普通のメモリーでは起動しませんでした(>_<)
 そこでメモリーも新規調達となったので、安定性重視ということでRegisteredタイプでECC付きのPC2700 512MBを4枚用意しました。256MBがすぐ見つかれば256MBにしたのですが(^^;

★起動画面

BIOSはAMI BIOSでした。Opteron240の個数や実クロック(1.40GHz)などの情報が表示されています。
 おもしろいのはDRAM Clockです。Opteronがメモリーコントローラを内蔵しており、DIMM1,2,3,4はCPU1(BIOS表示上はCPU0)が、DIMM5,6はCPU2が管理している関係で、「CPUは2つ載せるけどメモリーはDIMM1,2にしか挿さない」というようなことをすると、左の画面のようにCPU1=N/Aというような表示になります。
 というわけで、CPU2を挿さないでDIMM5,6にメモリー挿しても無視されました(^^;

★BIOS画面

 サーバー向けのマザーボードということで覚悟(?)していましたが、CPUの倍率やクロックを変更するようなメニューは一切ありません(^^;
 BIOSバージョンがV1.0AでBuild Dateが04/03/03となっているところが出来たてほやほやを感じさせますが、マニュアルの写真にはV1.08bで04/08/03な画像が使われています。まだまだチューニング途上でしょうか。
 

BIOSの中でメモリー周りのパフォーマンスに直接影響する部分を設定する項目です。メモリーは166MHz=DDR333=PC2700までの対応で、細かなタイミング設定はありません。

 なお、静止画ではお伝えできませんが、画面一番上の BIOS SETUP UTILITY と書かれている部分の背景のグラデーションは左から右に流れるように表示されるという、ちょっと凝ったものになっています(^_^;

★OSインストール(WindowsXP, Windows2000)

 Opteronは64bitに対応することで広大なメモリ空間が使えるようになったようですが、従来の32bitな環境を切り捨てていないところが特長と言えるかと思います。
 今回、実際にWindowsXPとWindows2000をインストールしてみましたが、トラブルらしいトラブルはありませんでした。強いて言えば、WinXPでオンボードギガビットLANのドライバーのインストーラーが終了しませんでしたが、強制終了してその後普通に使えました。

で、ここに2枚並べたのは、当初BIOSの不具合と思い込んでしまった場面です。BIOSではちゃんと2003年にしているのですが、インストール中に人類が現在の形では存続していないと思われる未来までワープしてしまいました(爆
 これは、血迷ってCMOSクリアーのジャンパをクリアー側に挿しっぱなしにしていたためと判明。 Win2000ではLANドライバのインストールも問題ナシで、WinXPで強制終了が必要だったのは、どちらかというとLANドライバーの出来の問題のような気がします(^^;

★OSからの見え方(WCPUID, CPU-Z など)

まずはお約束のWCPUID(v3.1a)から。Name StringはBIOSが返していると思うのでOpteronと表示されていますが、ProcessorとPlatformの欄はグレーアウトしています。内部クロックやキャッシュ容量は定格通りに情報を拾えていますが、倍率やバス速度はやはりグレーアウトしています。
 しかし、ここで最も注目すべき点は、SSE2 が Supported となっていることではないかと思います。悲願の(?)SSE2が、ついにAMDのCPUでも使える日が来たのでしょうか!?

 次にCPU-Z(v1.17)で見てみます。最近更新されたばかりとあって、しっかりOpteronと認識されていますが、なぜかAthlon64のロゴが表示されています(^^;
 CPU-ZもしっかりSSE2を認識していますが、謎なのは倍率が6倍でFSBが232.6MHzという表示になっている点です。1.4GHzというのは200MHz x7 だと思うのですが、違うのでしょうか...
 なお、Memoryタブを開いてメモリーのタイミング設定が表示されるかと期待しましたが、メモリ容量が表示された他は、全てグレーアウトしていました。残念。

 WCPUIDやCPU-ZでSSE2が認識されたので、SSE2対応しているソフトからどのように見えるのか、もう少し試してみました。SSE2対応ということでパッと思いついたのはエンコーディング系のツールなのですが、ちょっと古め(?)の「午後のこ〜だ」ではSSE2のチェックボックスはグレーアウトして利用不可のようです。

 そこでもう一つ、TMGEncを起動してみました。環境設定を開くと、今度はちゃんと「SSE-2使用」にデフォルトでチェックが入りました(^_^)
 SSEサポートのときもそうでしたが、Hammer系のCPUに実装されているSSE2を利用するためには、ソフト側でSSE2を判別できるかどうかにかかっているようです。

★パフォーマンス(Superπ)

 サーバー用のCPUで、せっかくデュアル対応でCPUも2個あるのに Superπ とは何事か、という声が聞こえてくるような気がしますが、趣味でPCいじってる人間としては避けて通れませんので...まして今回はAGPなしなのでお絵描きするわけにもいきません(^^;
 で、OC界の皆様が真っ先に知りたいと思われる(?)Superπ104万桁ですが、、Opteron240の1CPUでメモリのインタリーブを有効にした状態で58秒でした(^_^;
1.4GHzというクロックの低さでは仕方のないところですが、それにしても1.8GHzのOpteron244でようやくBarton3000+を追い越せるかどうかというところでしょうか...

 Bartonが登場し、そして何よりもnForce2という強力なチップセットが存在する現在、Hammerの登場はやはり遅すぎたかとまで思ってしまいましたが、まだ初物ですし、今後順調にクロックが上がることと、BIOSやドライバ等のチューニングが進むことを祈って見守ることにします。
...早くnForce3が出てこないかな〜(^_^;


★今後の予定

 ここまで書くだけで思ったより時間がかかってしまいましたm(_ _)m
 BIOSでインタリーブ設定を変えた場合のSuperπ速度の違いを、Barton を1.4GHz駆動させた場合と併せてまとめようかと思っています。
 SSE2の御利益にも興味ありますが、乗っ取ってクロックがあげられるかどうかも試したいところです。ヒートスプレッダを剥がしてブリッジが存在するのか調べたい気もしますが、それはちょっと先の話ですね...ってやるのか!?(^^;
 


このページは2003年5月5日以降、人の方に閲覧いただきましたm(_ _)m